1台2役、簡単にベッドに変形できる1人用ソファ「Flop Chair」
1人暮らしの部屋の中で、一番大きい面積を占める家具といえば何でしょう?テレビが好きな人は大きなテレビを持っているかもしれないですし、ホームパーティーを開くのが好きな人は大きなダイニングテーブルを持っているかもしれません。しかし、ほとんどの人が持っている大きなものといえば、ベッドではないでしょうか?
一般的なシングルベッドの大きさは、1mx2mの長方形より少し小さいくらいです。例えば、一般的な6畳くらいの大きさの部屋にベッドを1つ置こうとすると、約6分の1のスペースがベッドに占領されてしまう計算になります。部屋が狭くなればなるほど、ベッドの存在感は大きくなります。そこにソファやテレビも……なんて配置していると、すぐに部屋はいっぱいになってしまうかもしれません。
そこで、ロシアのデザイナーであるElena Sidorovaがデザインしたのが、このFlop Chair。ソファとしてもベッドとしても使える家具です。よくあるソファベッドと違い、ベッド部分にベルトが貼られ、いわゆる普通のマットレス用ベッドと変わらないような弾力をもっているため、快適に眠ることができるそう。なんとなくどっちつかずだったソファベッドの常識を覆し、ソファとしてもベッドとしても快適に使え、部屋に置いても違和感のないデザインに仕上がっています。
使わないときは立派な1人用ソファになるので、ゲスト用のエクストラベッドとしても使い勝手がよさそうです。実は、この台座部分に掛け布団や枕等を収納することができるので、「布団を収納する場所がない!」なんていう悩みからも解放されます。
部屋の面積は限られますが、こんな1台2役の家具があれば、部屋の使い方は限りなく広がります。これからの住まい方を考えるときに、こういった家具に目を向けると、より一層豊かな住まい方ができそうです。